孤独をなくす
“人と人とがつながり、多様な価値観を認め合える、孤独のない社会の実現を目指します。”
という理念を標榜しております我がルネッサンスファクトリーですが、
孤独と言いましてもいろいろな形があると思います。
体が不自由になってしまい家から出られなくなった方や、
引きこもってしまった方など、
物理的に人と交われなくなってしまったという状況は言うまでもなく孤独です。
しかしながら、人と交流はしていても、
自分の考え方や価値観を理解してくれる人が周りにおらず、
自分を押し殺して、合わない型に自分をはめ込んで生きているという状況は、
たとえ物理的に人と交流していても孤独と言えます。
特に後者のような孤独は、たいへん見えにくいものです。
心は孤独であっても、公の場に出てきているので、
とても気付きにくいわけです。
自然に周りの人に接しているので健全なようには見えますが、
それは多数派の型に自分をはめ込んで、取り繕っているだけです。
合わない型に入っていれば、それはいずれ破綻する時が来ます。
精神は崩壊し、鬱になり、最悪の場合、自ら命を絶ってしまうこともあり得ます。
人と違うことは個性であり、病気ではありません。治療すべきものでもありません。
「こうでなければならない」という価値観も生き方も、そもそも存在しないのですが、
あたかも存在するような錯覚に、私たちはいつの間にか縛られているのかもしれません。
蜃気楼のような枷に縛られて、自分を否定してしまうのはたいへん悲しいことです。
自分と共感できる人は、必ずどこかにいます。
ルネッサンスファクトリーは、
そういう人たちが交流できる場、
ありのままの自分をさらけ出せる場を創出し、
孤独のない社会の実現を目指していきたいと考えております。
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