アリとキリギリス

アリとキリギリスの童話は、

私も幼稚園の頃からよく聞かされていました。

アリさんは夏の暑い日も一生懸命働いて、

キリギリスは遊び呆けてばかり。

冬になって、

アリさんは、働き詰めで貯めた食べ物のおかげで

冬を難なく越えられました。

キリギリスは、遊んでばかりいたために食べ物がなくなり、

野垂れ死にそうになってアリさんに助けられました。

遊んでばかりではいけないよ。

バリバリ働くのが偉いんだよ。

みたいな感じで聞かされていました。


でも今この物語を考えてみると、

違うんじゃないかなと思えてきました。

夏の暑い日も働いて心が折れそうなアリさんを、

キリギリスは、得意の音楽で元気づけました。

アリさんはそのお礼に、冬に食べ物をあげました。

という、支え合いの物語だったんじゃないかと。

例えて言うならば、

アリがサラリーマンで、キリギリスがアーティスト

のような役割だったんではなかったかと。


互いの得意な部分で、互いの足りない部分を補い合う

美しい支え合いの物語だったんだと思います。

私なりの解釈です。


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